駐車場は、ただ車を停める場所ではなく、大切な愛車を守る場所でもあります。でも、何の対策もしていないと、盗難やいたずらの被害に遭うリスクが高まります。特に夜間や人通りが少ない場所では、狙われやすくなってしまいます。
「自分の車は大丈夫だろう」と思っていると、いざというときに後悔するかもしれません。そこで今回は、手軽にできる防犯対策から、本格的な設備を使った対策まで、いろいろな方法をご紹介します。
駐車場で起こりやすいトラブルとは?
駐車場では、思わぬトラブルが発生することがあります。
・車の盗難
・車上荒らし(窓ガラスを割られて貴重品を盗まれる)
・ボディやガラスを傷つけられるいたずら
・タイヤのパンクやナンバープレートの盗難
これらの被害は、どこでも起こる可能性があります。特に、鍵のかけ忘れや、目立つ場所に貴重品を置いたままにしていると、ターゲットになりやすくなります。
では、こうした被害を防ぐためには、どんな対策ができるのでしょうか?
まずは基本の防犯対策から!手軽にできること
大掛かりな設備を導入しなくても、ちょっとした工夫で被害を防げることがあります。
・駐車場の明るさを確保する
できるだけ明るい場所に駐車することが大切です。街灯がある場所や、店舗の近くなど、人の目が届きやすい場所を選びましょう。自宅の駐車場なら、センサーライトを設置するのも効果的です。
・ドアや窓の施錠を徹底する
たった数分の駐車でも、必ず鍵をかける習慣をつけましょう。スマートキーの場合は、きちんとロックされたか確認することが大切です。
・車内に貴重品を置かない
バッグやスマホ、パソコンなどが見えると、それだけで車上荒らしの標的になります。短時間の駐車でも、貴重品は車内に残さず持ち歩きましょう。
・ハンドルロックやタイヤロックを活用する
盗難防止グッズを使うことで、盗難のハードルを上げられます。見た目にも「防犯意識が高い車」と思わせることができるので、狙われにくくなります。
より安全を確保するための本格的な防犯対策
基本の対策に加えて、さらに強固な防犯対策を取り入れると安心感が増します。
・監視カメラの設置
監視カメラがあるだけで、犯罪の抑止力になります。最近はスマホで映像を確認できるタイプもあり、リアルタイムで監視することも可能です。駐車場の管理者だけでなく、個人の自宅にも設置を検討してみるといいでしょう。
・駐車場のゲートやチェーンを設置する
月極駐車場やマンションの駐車場なら、無断侵入を防ぐためにゲートやチェーンを導入するのも有効です。出入りを管理するだけでも、被害のリスクを減らせます。
・防犯砂利を敷く
駐車場の周囲に防犯砂利を敷くと、歩くたびに音が鳴るので、不審者が近づきにくくなります。自宅の駐車場に簡単に取り入れられる対策のひとつです。
・ダミーカメラや防犯ステッカーを活用する
予算が限られている場合は、ダミーカメラや「防犯カメラ作動中」と書かれたステッカーを貼るだけでも効果があります。「監視されている」と思わせることで、不審者を遠ざけることができます。
駐車場を利用する際に気をつけたいこと
駐車場管理者だけでなく、利用者自身が気をつけることも大切です。
・周囲の環境を確認する
車を停める前に、駐車場の周りをよく見て、不審な人がいないかチェックしましょう。人通りが少なく、薄暗い場所なら、別の駐車場を探すのも一つの方法です。
・駐車場の利用ルールを守る
無断駐車や決められたスペース以外に停めることは、トラブルの原因になります。駐車場のルールを守ることが、防犯にもつながります。
・夜間はできるだけ人通りの多い場所を利用する
仕事帰りや深夜の駐車は、特に注意が必要です。できるだけ明るく、人目につく場所に停めることで、リスクを減らせます。
まとめ
駐車場の防犯対策は、ちょっとした工夫や意識の違いで、大きな被害を防ぐことができます。まずはすぐにできる対策から始めて、必要に応じて本格的な設備を導入していくといいでしょう。
大切な車を守るために、今日から防犯対策を意識してみませんか?