皆さんこんにちは。
愛知県小牧市を拠点に年間100件以上の舗装工事を手掛けておりますテックワークス株式会社です。
アスファルト舗装の補修を考える際に、「ひび割れや凹みは自分で直せるのか」「業者に頼むべきなのか」など、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。補修方法や材料、施工手順を間違えると耐久性が低下したり、再度損傷が発生することもあります。
この記事では、アスファルト舗装の補修材の選び方から、ひび割れ・凹みの補修方法、DIYで対応できる範囲や業者に依頼すべきケースまでを分かりやすく解説します。道路や駐車場の舗装管理に関心のある方や、補修作業を検討している方はもちろん、初めて補修を行う方にも参考になる内容です。
■補修前のチェック項目
アスファルト舗装の補修を始める前には、まず損傷箇所の状況を正確に把握することが重要です。道路や駐車場の表層に発生したひび割れや凹みは、放置すると広がりやすく、車両の走行にも影響します。補修に必要な材料や施工方法は、損傷の種類や範囲によって変わるため、事前にチェックしておくことで作業効率と耐久性が向上します。
・ひび割れや凹みの確認
舗装にできたひび割れは「クラック」とも呼ばれ、細かい線状のものから幅広の亀裂まで種類があります。幅や深さによって対応方法が異なり、小さなひび割れはパッチや注入材で簡単に補修できますが、大きな凹みやポットホールは下地の路盤まで確認し、必要に応じてアスファルト混合物を充填する施工が必要です。
・水たまりの状況確認
雨水や融雪によってできた水たまりは、舗装の劣化を加速させる原因です。特に凹んだ箇所に水が溜まる場合は、舗装の下地である路床や基層の損傷が進行している可能性があります。補修前に水を取り除き、乾燥状態で作業を行うことで接着性が高まり、補修後の硬化や耐久性が向上します。
・段差や周囲の損傷の確認
凹みやひび割れの周囲には、見た目ではわかりにくい小さなクラックや段差が発生していることがあります。これらを放置すると、修繕後に再び破損する可能性が高くなるため、補修箇所の周辺も含めて確認し、必要に応じて下地を整えることが大切です。
■補修材の種類と選び方
補修作業の耐久性や仕上がりは、使用するアスファルト舗装補修材の種類によって大きく変わります。市販されている補修材には、常温で使用できる合材タイプや加熱が必要なアスファルト混合物タイプがあり、用途や施工場所に応じて選ぶことが必要です。材料選びを誤ると、施工後すぐに硬化不良や剥離が発生する場合があります。
・補修材の特徴比較
常温補修材は、DIYでの小規模クラックや凹みの修繕に適しており、施工が簡単で通行までの時間も短縮できます。一方、加熱アスファルト混合物は、道路や駐車場など広範囲の補修に向いており、転圧や締固めを行うことで耐久性が高く、長期維持が可能です。
・ホームセンターで買える材料
小規模なひび割れや凹みの補修に便利な補修材は、ホームセンターでも入手可能です。パッチ状の製品や袋入りの常温合材が中心で、施工量や目的に応じて選べます。軽量で扱いやすく、DIYでも安全に使用できることが特徴です。
・おすすめ補修材
耐久性や施工性を重視する場合、骨材と樹脂が混合された全天候型補修材がおすすめです。舗装面のひび割れや凹みに注入すると、接着性が高く硬化後も柔軟性を維持しやすいため、車両通行による圧力に対応しやすくなります。また施工後すぐに通行可能な製品も多く、作業時間を短縮できます。
■ひび割れ・クラックの補修
ひび割れは舗装劣化の初期段階で発生し、放置すると凹みやポットホールに進行することがあります。補修の目的は、ひび割れの進行を防ぎ、道路や駐車場の走行安全性を維持することです。施工には適切な補修材の選定と、下地処理が重要です。
・小さなひび割れの手順
幅が数ミリ程度のクラックは、まず箇所の清掃が必要です。砂や埃、水分が残っていると接着が弱くなります。その後、補修材をクラックに注入し、表面を平滑に整えます。硬化時間は製品によって異なりますが、常温合材の場合は数時間で通行が可能です。
・D.I.Y補修方法
DIYで補修する場合は、スコップやヘラなどの簡単な作業用品で十分です。小規模なひび割れや凹みに対応できる製品を使い、下地の清掃→材料充填→平滑化→必要に応じて散水や軽く転圧、の順で施工します。作業中は安全のため手袋や保護具を使用し、車両通行前に十分に硬化させることが重要です。
■凹み・水たまりの補修
道路や駐車場のアスファルト舗装にできた凹みや水たまりは、交通荷重や雨水の影響で舗装面が劣化しているサインです。補修の目的は、走行時の段差や水たまりによる損傷を防ぎ、安全で快適な路面を維持することです。
・穴やへこみの補修手順
まず、補修箇所の清掃と乾燥を行い、砂や泥、浮いたアスファルト片を取り除きます。次に、補修材を凹みに充填し、周囲から中心に向かって平らに敷き均します。最後に転圧を行うことで、材料の密着性と硬化後の耐久性が向上します。深さが1cm以上ある場合は、複数回に分けて充填・締固めを行うと効果的です。
・仕上げの注意点
施工後すぐに車両が通行可能な製品もありますが、急な切り返しや重荷重の通行は避けることが推奨されます。また、補修箇所の周囲に小さなひび割れや段差がある場合は、同時に補修しておくと再損傷を防げます。水たまりができやすい箇所は、勾配や排水も確認し、補修後の維持管理に注意してください。
■業者に依頼するべき場合
アスファルト舗装の補修は、DIYで対応できる範囲と業者に依頼したほうが安全で効果的な範囲があります。特に道路や駐車場全体の耐久性を確保したい場合や、凹みやポットホールが深く広範囲にわたる場合は、専門知識と機械を持つ業者による施工が推奨されます。
・大規模な損傷や深い凹み
深さが数センチ以上の凹みや、面積が広いポットホールは、下地の路盤まで劣化が進んでいることが多く、DIYでの部分補修では耐久性が不十分になりやすいです。業者は適切なアスファルト混合物を用い、転圧や締固めを行うことで、舗装面を長期間維持できます。
・交通量の多い道路や駐車場
車両通行が頻繁にある道路や駐車場は、補修箇所にかかる荷重が大きく、DIY補修材では硬化不良や早期破損のリスクがあります。業者は荷重に耐える施工方法を選定し、適切な材料と工法で施工するため、安全性と耐久性が確保されます。
・専門的な工法や材料を必要とする場合
表面処理工法やオーバーレイなど、舗装構造全体に影響する補修は専門技術が必要です。また、樹脂系や加熱アスファルトなど特殊な材料を用いる場合も、正しい施工手順と転圧が欠かせません。これらはDIYでは難易度が高く、業者に依頼することで確実な仕上がりが期待できます。
■業者の補修工法
舗装工事会社による補修は、DIYでは対応が難しい大規模な損傷や道路全体の耐久性を高める場合に適しています。業者は適切な工法と材料を組み合わせ、交通状況や施工箇所の条件に応じた作業を行います。これにより、舗装面の耐久性と走行安全性を長期間維持できます。
・表面処理工法の流れ
表面処理工法は、舗装の表層を部分的に補修する工法で、既設舗装の劣化部分にアスファルト混合物や樹脂系材料を敷き均し、接着させます。施工手順は、下地清掃→材料散布→平滑化→養生の順で行われ、施工後すぐに通行可能な場合もあります。
・転圧・締固めのポイント
補修材の硬化や耐久性を高めるためには、転圧や締固めが欠かせません。機械を使った転圧では、周囲から中心に向かって均等に圧力をかけることが重要です。小規模な箇所では、車両走行による自然転圧も可能ですが、均一に加圧することで、施工後のひび割れや剥離を防ぎ、舗装面の長期維持に効果があります。
■まとめ
アスファルト舗装の補修は、ひび割れや凹み、水たまりなどの損傷箇所を正確に確認し、適切な補修材と施工方法を選ぶことが重要です。小規模なひび割れや浅い凹みは、DIYでの補修が可能で、清掃や注入、平滑化、転圧など基本手順を守ることで耐久性を確保できます。
一方で、深い凹みや広範囲の損傷、交通量の多い道路や駐車場、特殊な補修工法を必要とする場合は、業者に依頼することで安全かつ長期的に舗装の維持が可能です。補修前のチェック、材料選び、施工方法を理解し、適切な対応を行うことで、道路や駐車場の走行安全性と耐久性を維持できます。
■アスファルト舗装の補修や工事は、テックワークス株式会社にご相談ください!
テックワークス株式会社は愛知県小牧市を拠点に、地域密着で舗装工事のエキスパートとして年間100件以上の道路や駐車場の補修・新設工事を手掛けています。個人の戸建て駐車場から法人・管理会社の大型駐車場まで、幅広い現場で豊富な施工経験を積んでおり、状況に応じた最適な補修材や工法の選定、施工計画の提案が可能です。
舗装補修は、ひび割れや凹みの深さ・範囲、交通量、路盤の状態などにより施工方法や材料が異なり、DIYや経験の少ない方が対応すると耐久性や仕上がりに差が出やすくなります。テックワークス株式会社では、これまで培った経験と知識を活かし、安全管理や施工精度に妥協せず、補修箇所の状態に最適な施工を提供しています。施工後も車両通行や時間の経過に耐えられるよう、転圧や締固め、材料の硬化状態までしっかり確認します。
現場調査やお見積もりは無料で対応しており、小さなひび割れや凹みの部分補修から広範囲の舗装補修・新設工事まで、あらゆるご相談に丁寧に対応しています。舗装に関するお悩みや補修のご相談がある方は、ぜひテックワークス株式会社までお気軽にご連絡ください。経験と技術に基づく安心の施工で、長く快適に使える道路や駐車場の環境を提供いたします。
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